作品概要

幼き聖母マリア》は、画家のフランシスコ・デ・スルバランによって制作された作品。制作年は1632年から1633年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《幼き聖母マリア》は、1632-1633年頃にフランシスコ・デ・スルバランによって描かれた油彩画である。

聖母マリアの伝説

中世の伝説によれば、聖母マリアは、イェルサレムの神殿で、少女時代を過ごしていたとされる。彼女は、そこで祈りと、祭服を縫うことに専念していた。

『ヤコブ原福音書』によればマリアは3歳のときに神殿に捧げられた。また、別の聖書外典である『偽マタイによる福音書』ではさらに詳しく、羊の毛織り物を作っていて、年配の女でもできなかったことでさえ上手にできたと言われている。

作品のテーマ

このテーマは、17世紀のイタリアとスペインで特に人気があり、聖母マリアは、若い女性の振る舞いの見本とされた。マリアの顔の繊細なモデリングや静物の注意深い描写はスルバランの初期の様式に典型的なものである。

この絵は3つの同じテーマのバリエーションのうちの1枚で、マリアは祈るために織物の手を止めたところである。これより以前に制作されたフィレンツェの個人蔵のバージョンでは他にマリアの両親も描かれ、エルミタージュ美術館にあるバージョンでは3/4正面で描かれた幼いマリアが膝に縫い物を置いて祈っている。

作品のコピー

この絵には他の2枚のバージョンよりも静物的な要素が少なく、3枚の中で最も時期が遅いと考えられる。ミネアポリス美術館にあった絵や1970年にロンドンのクリスティーズで競売にかけられた絵は、この絵の質の低いコピーと考えられる。

また、バルセロナにあるレナート・コレクションの絵もこの絵のコピーだろう。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・スルバラン
  • 作品名幼き聖母マリア
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1632年 - 1633年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類キャンバス、油彩
  • 高さ116.8cm
  • 横幅94cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 幼き聖母マリアの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。