作品概要

エジプト逃避途上の休息》は、画家のフランシスコ・デ・スルバランによって制作された作品。制作年は1638?年から1640?年で、シアトル美術館に所蔵されている。

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《エジプト逃避途上の休息》は、1638年から1640年頃にかけてフランシスコ・デ・スルバランによって描かれた油彩画である。この作品は数人の個人収集家の元を経て、2011年からアメリカのシアトル美術館に所蔵されている。

主題

17世紀スペインの宗教画家たちは、同時代の人々を惹きつける現実的な絵画により聖書の物語を表現しようと常に努力していた。スペインで最も傑出した画家の一人であるスルバランは、この作品において、『聖書』の「マタイによる福音書」に記述されているイエス・キリストの降誕に続く出来事である「エジプト逃避途上の休息」に取り組んでいる。それは次のようなエピソードである。

イエス・キリストの父ヨセフは夢の中でユダヤの王ヘロデが自分の幼い息子の命を狙っているという警告を受ける。ヘロデ王は、ユダヤの王となる子が生まれたという預言を受けて、将来自分の地位を脅かす子供を殺そうと考えたのである。そこでヨセフはただちに家族をひとまとめにしてエジプトに安全に逃れた。

描写

聖母マリアとイエスは、ここではスペインの一般家庭の母と子のように描かれている。しかし彼らのこちら向きの姿勢は、この絵を見ていたであろう同時代の人々に祈りを捧げる気持ちを持たせたことだろう。

ヨセフはロバのそばに徒歩で付き添っており、妻と子を優しく世話する様子が描かれている。絵が制作された当時の人々は、彼のつばの広い帽子、マントや杖が巡礼のしるしであると気づいただろう。巡礼は、当時の敬虔なキリスト教信者にとって徳の高い行いであった。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・スルバラン
  • 作品名エジプト逃避途上の休息
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1638?年 - 1640?年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵シアトル美術館 (アメリカ)
  • 種類キャンバス、油彩
  • 高さ150cm
  • 横幅159cm
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