作品概要

チャールズ1世とサン・アントワー》は、画家のアンソニー・ヴァン・ダイクによって制作された作品。制作年は1633年から1633年で、ロイヤルコレクション所蔵、バッキンガム宮殿のイーストギャラリーに所蔵されている。

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『チャールズ1世とサン・アントワーヌ』はフランドル派のアンソニー・ヴァン・ダイクが1633年に描いた油彩作品である。現在ロイヤルコレクション所蔵、バッキンガム宮殿のイーストギャラリーに飾られている。作中には白い馬の背中に乗った英国国王チャールズ1世と馬術教官であるピエール・アントワーヌ・ブルドンが登場する。

ジェームズ1世が亡くなった1625年、チャールズ1世が英国国王として君臨することになる。ヴァン・ダイクは1632年にチャールズの主席宮廷画家として任命され、チャールズ1世の騎手姿を初めて描いた肖像画としても知られる。引き締まった筋肉が美しい白い馬に乗ったチャールズ1世は、まるで一人でいるかのように絵画の中央に描かれている。

これは議会をほぼ無視した絶対王政的な支配力を暗に示しているかのようである。右側に描かれている馬術教官のアントワーヌの首に、おそらく聖ラザロ騎士団のリボンが巻かれている。白い馬はオーストリアの軽種馬リピッツァナーと見られる。

左下には王冠をのせた巨大なステュアート朝の英国国章がたてかけられている。この作品はヴァン・ダイクのマスターピースのひとつであり、後の英国絵画に革命を起こす。また当時のステュアート朝の様子を伺い知ることができる貴重な資料でもある。統治者、戦士、そして騎士の顔を持つチャールズ1世を、ルネッサンス時代の馬術や古典的な伝統を取り入れつつ、前例にない壮大なスケールで描いている。

この作品は、ルーベンスが1603年に描いた「レルマ公」(マドリッド、プラド美術館所蔵)から着想されたのではないかと言われている。チャールズ1世はこの絵画をおそらくウェールズ王子として1623年にスペインに訪れたときに目にしたのではないかと考えられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンソニー・ヴァン・ダイク
  • 作品名チャールズ1世とサン・アントワー
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1633年 - 1633年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ロイヤルコレクション所蔵、バッキンガム宮殿のイーストギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ368cm
  • 横幅269cm
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