作品概要

ジョン・ステュアート卿と弟バーナード・ステュアート卿》は、画家のアンソニー・ヴァン・ダイクによって制作された作品。制作年は1638年から1638年で、ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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『ジョン・ステュアート卿と弟バーナード・ステュアート卿』はアンソニー・ヴァン・ダイクが1638年ごろに描いた油彩絵画である。現在、ロンドンのナショナルギャラリーに所蔵されている。

この作品では10代のジョン・ステュアート卿と弟バーナード・ステュアート卿の2人兄弟の肖像画が描かれている。彼らは第三代レノックス公爵の若き息子たちである。ジョン・ステュアート卿(1621?1644)は左側に、バーナード・ステュアート卿(1622?1645)は右側に立っている。

この兄弟が3年間のヨーロッパ大陸ツアーに向けて1639年に出発する直前に描かれた絵画である。背景は黒と茶の色合いでシンプルに控えめに描かれている。この背景は、2人のデリケートで詳細に描かれた優美な衣装を際立たせ、明暗のコントラストを生んでいる。

左側のジョンは感慨深げに遠くを見つめ、右側のバーナードはやや自信があるかのように画家に視線を向けている。バーナードは右手の皮の手袋は左手に持ち、左手を腰に当てて佇んでいる。衣装を自らたくし上げ、わざわざ見せつけるかの如く自信に満ち溢れている。2人の顔は兄弟であるだけに瓜二つであり、一本一本丁寧に描かれた軽いタッチの長髪である。右側のバーナードに光の焦点がやや向けられている。

この若き兄弟は、イングランド内戦で若干20代前半の若さでそれぞれ1644年と1645年に死去した。ヴァン・ダイクは英国国王チャールズ1世の主席宮廷画家として、宮廷内の多くの肖像画を手がけた。ヴァン・ダイクはチャールズ1世が最も注目を置いていた肖像画家で、宮廷の絶対王政的な君栄光や権力を示しながらも、自然体のリラックスした姿も描いている。この作品が描かれた1638年はヴァン・ダイクが亡くなる3年前である。

ヴァン・ダイクは、莫大な収入があったにもかかわらず、まるで王族のように散財していたため、亡くなる時にはほとんど財産がない状態だったと伝えられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンソニー・ヴァン・ダイク
  • 作品名ジョン・ステュアート卿と弟バーナード・ステュアート卿
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1638年 - 1638年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵ナショナルギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ237.5cm
  • 横幅146.1cm
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