作品概要

女性と子供の肖像画》は、画家のアンソニー・ヴァン・ダイクによって制作された作品。制作年は1623年から1625年で、クリーブランド美術館に所蔵されている。

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『女性と子供の肖像画』は1623年から1625年の間、フランドル派のベルギー人画家、アンソニー・ヴァン・ダイクが制作した油彩絵画である。

ティツィアーノからの影響

この時期、ヴァン・ダイクは1621年から6年間イタリアのジェノヴァに滞在し、イタリアの巨匠ティツィアーノの作品に感化されながら修行をしていた。この作品はまさにイタリアの華やかな色彩と、衣装の精密で繊細な筆づかいで描かれていることが見て取れる。

また初期の頃の師匠ルーベンスでは背景は暗く描かれていたが、ここでは黒いカーテンと壁が明るめの茶色で描かれて変化がみてとれる。裕福なクライアントの大きく等身大を描いた肖像画はでは、衣装の精密さに重点を置いて描かれている。社会における肖像画のモデルの権力や地位を表現するのに最適であることは否めないが、それよりも人としての生き写しのような正確さと表情、その艶やかさは見事としかいいようがない。

ヴァン・ダイクのようなアーティストが、イタリアの伝統技法を用いて、ジェノヴァから世界へ衝撃を送り、即座にエリートの肖像画家として華やかに方向転換を迎えることができた。

暖かい人柄

この精巧に作られた身なりをしているこの見知らぬモデルの様子だけで、その人の社会的な地位やステータスを十分に見て取ることができる。またヴァン・ダイクの人柄の暖かさが、モデルの表情を豊かにしていることからも伺い知ることができる。

舞台の背景では、いたずら好きな子供がまさに母親の手に触れる瞬間を見事に表現している。母と子の生命力、エネルギーを作品に込めているようである。また同タイトルの絵画もヴァン・ダイクは多く手がけている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンソニー・ヴァン・ダイク
  • 作品名女性と子供の肖像画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1623年 - 1625年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵クリーブランド美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ217.8cm
  • 横幅146cm
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