作品概要

生命の泉》は、画家のヤン・ファン・エイクによって描かれた作品。制作年は1432年から1432年で、プラド美術館に所蔵されている。

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『生命の泉』(又はシナゴーグに勝利する教会)は板に描かれた油彩で1432年に、外交特使としてスペインに赴いていたファン・エイクによって描かれたとされる作品である。無記名で、記録も残されていないため、ファン・エイクの工房の画家が手掛けた作品である可能性もある。

同じく1432年に描かれた『ヘントの祭壇画』と非常に類似点が多いことから、不明のオリジナル作品のコピーなのではないかとも考えられている。専門家の間では、工房の画家による作品とほぼ一致した見解だが、ファン・エイクの初期の頃の作品、もしくは兄のフーベルトに帰属、またはファン・エイクの死後に活躍するペトルス・クリストウスによるものとの見方もある。しかし、ペトルスについてはその可能性は低いとみられる。

絵画は3段構造である。最上段には父なる神が、聖母マリアと洗礼者ヨハネとともに描かれている。中央には4組の天使たちが、最下段には2組の神聖な人々の一団が描かれている。右側にいる法王と君主たちに導かれたキリスト教徒たちと、左側の目隠しされた高位の司祭に率いられたユダヤ教信者たちが描かれている。この2つのグループはそれぞれキリストを救世主とみなす信者たち(キリスト教徒)とそうとは信じない信者たち(ユダヤ教徒)を表している。上段から下段へと流れる水は、神のシンボル、神の恩寵が勝利する教会を明るく照らし、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)を盲目にしている様子を表している。 

作品はスペインにあり、15世紀には影響力の高い作品となり、広くコピーが作られるようになる。現在はスペイン・マドリッドのプラド美術館に所蔵されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ファン・エイク
  • 作品名生命の泉
  • 制作年1432年-1432年
  • 製作国不明
  • 所蔵プラド美術館
  • 種類板、油彩
  • 高さ181cm
  • 横幅119cm
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