作品概要

音楽家たち》は、画家のミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオによって描かれた作品。制作年は1595年から1595年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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「音楽家たち」またの名「若者たちのコンサート」(1595年)はイタリアンバロックの巨匠ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571年?1610年)の作品である。

この作品はニューヨークのメトロポリタン美術館に1952年から展示されている。1983年に、広範囲に渡る修復作業がおこなわれた。

カラヴァッジョは1595年に枢機卿一家フランシスコ・マリア・デルモンテに加わった。「音楽家たち」は枢機卿への彼の初めての作品だと考えられている。
枢機卿の若者たちの素晴らしい音楽演奏が自然体に描かれており、一人の青年はリュートを演奏している、と彼の伝記作家であり画家のバグリオンは語る。

この「音楽家たち」のリュート奏者は、おそらく後の作品「リュート奏者」である。

この作品は伝統衣装に近い衣装を身に纏った4人の少年が描かれている。3人が楽器を演奏したり歌ったりしているが4人目のキューピット風の少年はブドウの房に手を伸ばしている。

カラヴァッジョは2人の姿から作品を構成しているように思われる。中心となるリュート奏者は、カラヴァッジョの友人であるマリオミンニティ、そして彼の隣の読書をしている者に面している者が自画像(作者本人)だという可能性がある。

そのキューピットは数年前の作品「果物の皮をむく少年」の少年にとてもよく似ている感じを帯びている。天使に対しては「Saint Francis of Assisi in Ecstasy 」に似ている。

原画は少年たちが愛を祝うマドリガル(牧歌的叙情短詩)を練習しているところで、主演奏者のリュート奏者の目は泪に濡れていた。その歌は愛の喜びよりむしろ悲しみを表しているようだった。前景にあるヴァイオリンはこの絵画の隠れた5人目の参加者を連想させている。

この場面は音楽家たちが当時人気な主題であったことを示している。教会は、特にデルモンテのような学識のある進歩的な高位聖職者達によって音楽の復興を援助しており、新しいスタイルと格好を試みていた。

しかしながらこのシーンは宗教的というよりはむしろ世俗的で、ベニスを起源とする技法の永く確立されたコンサート絵画の伝承にさかのぼる。そして これ以前にタイタンの Le concert champêtreで典型例とされている。

この作品はカラヴァッジョの中で最も野心的で複雑な構成だ。そして作家は明らかに4人の姿を別々に描くことを困難に感じてきた。彼らはお互いに関係が無く、全体的な印象も幾分ぎこちない。

この絵画は悪条件にあり、原画の楽譜は過去の修復でひどく傷けられてきた。テナーやアルトのパートは識別できたが、かなりの塗料の損失で作品の本質は未だにはっきりしない。

基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
  • 作品名音楽家たち
  • 制作年1595年-1595年
  • 製作国不明
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ92?cm
  • 横幅118.5cm
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