作品概要

天使の音楽会》は、画家のエル・グレコによって制作された作品。制作年は1608?年から1608?年で、アテネ国立美術館に所蔵されている。

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『天使の音楽会』は、16世紀から17世紀のマニエリスム画家、エル・グレコの油絵である。グレコはクレタ島に生まれ、イタリアを経てスペインのトレドに移住をするが、この作品はトレドで過ごした時期の最晩年に作成されたと考えられている。現在はアテネ国立美術館に展示されている。

サン・ファン・バウティスタ礼拝堂のための作品

受胎告知の一部といわれる本作品は、トレドのタベラ施療院のサン・ファン・バウティスタ礼拝堂のために制作されたものだと言われている。タベラ施療院はカトリックの病院及び孤児院で、院内の複数の祭壇画をグレコが制作もしくはデザインしている。

祭壇画

グレコがデザインした祭壇画は、息子であるホルヘ・マヌエルが完成させている。この一連の祭壇画の中で残っているものは本作品を含め数点ある。

ひとつは《受胎告知》(サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行所蔵)であるが、この絵は上部が切り取られている。ここに本来位置したのが、本作品ではないかと考えられている。《受胎告知》と《天使の音楽会》を繋ぎ合わせると、現世で聖母マリアが受胎告知を受け、天界では天使が音楽を奏で祝福をしている場面となる。

もう一点は《洗礼》で、こちらは現在、実際に礼拝堂の端の祭壇に飾られている。

また、《第五の封印》(メトロポリタン美術館所蔵)もこの礼拝堂用に作成されたのではないかと考えられている。この作品も上部が切り取られており、その部分は見つかっていない。

絵画の中では、天使たちが聖歌を歌い奏でている。背中を見せた姿勢の人物が何人か描かれているが、これはマニエリスムとバロック様式の手法による。引き伸ばされた頭部と人体の描写にはミケランジェロの影響が見て取れる。

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基本情報・編集情報

  • 画家エル・グレコ
  • 作品名天使の音楽会
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1608?年 - 1608?年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵アテネ国立美術館 (ギリシャ)
  • 種類油絵
  • 高さ112cm
  • 横幅205cm
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