作品概要

トレドの風景》は、画家のエル・グレコによって描かれた作品。制作年は1596年から1600年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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『トレドの風景』は、現存する2点のエル・グレコの風景画の中の1点である。この風景はスペインのトレドにあるエルグレコ美術館近くの風景である。

本作は、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの《星月夜》やウィリアム・ターナー、モネの風景とともに、西洋美術で最も有名な空を描いた絵画の一つである。

本作で最も注目すべきは、強い暗い色のコントラストであり上側のくすんだ厳粛な空と、下側の輝く緑の丘である。マニエリスム様式の影響を受けているが、エル・グレコの豊かな色づかい、そしてその風変わりなタッチは絵画史の中で異例である。

希少な風景画

本作では、エル・グレコはトレドの風景を自由に描き、実際の風景の特定の建物の位置はアレンジされている。しかし、サンセルバンド城の位置は、右側に正確に描かれている。エル・グレコの署名は作品右下に記入されている。

この風景画は、ルネッサンスやバロック時代のスペイン絵画の中で稀であった。トレドの評議会はこの風景画に対して当時のスペインの風景をイメージして見ることができる可能性があると言っている。この謎めいた絵画がその当時街で流行っていた神秘主義に傾倒している可能性があると考えられている。

エル・グレコの出身とルーツであるビザンチン文化の存在は彼の成熟した作品から明らかに感じられ、本作において、未だに解明されていない、いくつかの疑問があり、彼のビザンチン起源についてもっと詳細な証明が必要とされている。

基本情報・編集情報

  • 画家エル・グレコ
  • 作品名トレドの風景
  • 制作年1596年-1600年
  • 製作国不明
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ121.3cm
  • 横幅108.6cm
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