作品概要

金魚》は、画家のグスタフ・クリムトによって制作された作品。制作年は1901年から1902年で、ゾーロトゥルン美術館に所蔵されている。

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「金魚1」はクリムトによる油彩である。本作品は、1904年にドレスデンで開催された、ウイーン分離派の第三回展示会において発表された。画面には糸の図案が、裸の背中をさらした女性たちの間を横切っている。その肉体表現はロダンによる彫刻を思わせる。

実は、クリムトは、本作の発表前に題名を「私の批評」または「中傷」と題しようと考えていたが、これに対しては論争が起こった。クリムトは、自身が学生時代に制作した作品が学術主義の影響下にあったことに憤りや反発を持っていたため、学生時代の、哲学、医学、法学といったものに影響された作品への敵対心や反骨心のために本作を制作した背景があったのである。

しかし、展示会での発表後、クリムトの友人の一人が「金魚」に変更することを提案したのである。クリムトは題名こそ変更することにしたものの、評論家からは批判が起こった。それは、おそらく、画面左下の後ろを向いた女性が、画を見る者に尻を向け、あまつさえ皮肉めいた笑みを浮かべているように見えたからであろう。

あまりイメージはないかもしれないが、クリムトの作品には動物あるいは動物のモチーフがしばしば登場する。例えば、ヌーダ・ヴェリタスの蛇、パラス・アテナでのフクロウ、希望1のタコ、のように。

また、他の作品では、小鳥や小さな蝶が数多く飛び回るモチーフも見られる。そうした動物・小さな生物は、何も意味なく配されている訳ではなく、クリムトの世の中への批判や、作品に込めて表現したいと願った感情を反映しているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家グスタフ・クリムト
  • 作品名金魚
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1901年 - 1902年
  • 製作国オーストリア
  • 所蔵ゾーロトゥルン美術館 (スイス)
  • 種類油絵
  • 高さ181cm
  • 横幅66.5cm
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