作品概要

ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》は、画家のグスタフ・クリムトによって描かれた作品。制作年は1899年から1899年で、ウイーン国立図書館・演劇コレクションに所蔵されている。

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その上下、合わせて作品全体の1/3ほどの部分が黄金に塗られ、佇む女性は、ほぼ等身大の大きさで描かれている。外枠の上側には、消え入りそうな筆致において、解釈しがたくも思えるシラーによる詩が刻まれている。「汝の行いまたは汝が表現せしめるものにおいて、万人を幸福たらしむることの難きを思いたまえ。幾人かに喜びを与えんと欲せよ。如何なる人をも幸福たらしめることは、悪しき事と覚えよ。-シラーより」と。

この詩は、ウイーン分離派への誘いを目的に添えられたものだと考えられる。本作品の別バージョンの作品で、エッチング技法を用いたものが、雑誌「バー・サーカム」に寄せられており、下部に蛇が描かれているものが、雑誌掲載版である。

また、雑誌掲載版においては、先に紹介した上部の詩文自体にも変更がみられる。バー・サーカムは、ラテン語で「神聖な春」を意味し、ウイーン分離派が1898年から1903年にわたって発行した、同派の公式刊行誌である。

ヴェリタスの前方に配された鏡は、現代的な、「自意識の認識」へ誘うシンボルであり、背景の花々は再生・再誕を想起させる描写である。本作品は、ウイーン分離派立ち上げ当初からのパトロンであった、ヘルマン・バーフルによって買い取られた。ヘルマンは、脚本家、批評家の顔を持つとともに、バー・サーカムに対するアドバイザー、編集・校正委員を務めた。

基本情報・編集情報

  • 画家グスタフ・クリムト
  • 作品名ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)
  • 制作年1899年-1899年
  • 製作国オーストリア
  • 所蔵ウイーン国立図書館・演劇コレクション (オーストリア)
  • 種類油絵
  • 高さ252cm
  • 横幅56.2cm
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