作品概要

キリストの降誕》は、画家のジョット・ディ・ボンドーネによって描かれた作品。制作年は1305年から?で、スクロヴェニー家礼拝堂に所蔵されている。

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アレーナ礼拝堂のフレスコ画はパドヴァに新しく立てられた物で、内部全体を埋める様に描かれており、合わせて40場面となる、聖母マリアの初期の生活とキリストの生涯を伝えている。すべてがこの上なく簡潔な様式と圧倒的な劇的迫力をもって見る人に迫る様に仕上げられている。

礼拝堂内部は3つの部門に別れ、壁を巡って水平の帯状に配列されている。上段は聖母マリアの生活、中段はキリストの初期の生活である。

キリストの生誕は17番目の作品となっており、中心には「キリストの降誕」の瞬間と聖母マリアが横たわる馬屋。ヨハネは肘をついて浮かない顔をしている。彼についてはおもしろい小話しがある。

ある日一人の友人がジョットに尋ねて「なぜヨセフはいつも憂鬱そうな顔をしているのかね」。

ジョットが答えて言うには「それは君、身に覚えの無いのに妻が子を産んだら、心中穏やかではいられまいよ」と。

羊とロバ、天空からは5人の天使に見守られている聖母子。背景は単純では有るが、我が子を見つめる母の優しいまなざし、生まれたてのキリストと、母子の眼差しが交差し、見る者に人間的な感情が湧き上がる。

ジオットの人間への観察力はさることながら、中心的人物像によって、見る者の目を次の場面へと導く様な手腕があり、一枚のフレスコ画として自然であり、かつ、雰囲気を壊したり情景の意味を忘れさせたりしない技術力に優れている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジョット・ディ・ボンドーネ
  • 作品名キリストの降誕
  • 制作年1305年-不明
  • 製作国不明
  • 所蔵スクロヴェニー家礼拝堂
  • 種類不明
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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