作品概要
《ユダの裏切り》は、画家のジョット・ディ・ボンドーネによって制作された作品。制作年は−年から1306年で、スクロヴェーニ礼拝堂に所蔵されている。

『ユダの裏切り』はイタリアの画家ジョット・ディ・ボンドーネが1306年頃に創作したフレスコ画作品である。現在この作品はイタリアパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂にて所蔵されている。
スクロヴェーニ礼拝堂の円天井にはキリストの物語を語るジョット作の一連のフレスコ画が飾られており、『ユダの裏切り』はそのコレクション内の一枚である。そして、『ユダの裏切り』が飾られている位置は祭壇前にあるログアーチの上部中央である。
『ユダの裏切り』の背景には大理石の柱によって支えられているポーチが特徴的なエルサレムの神殿が描かれている。そのエルサレムの神殿の近くには三人の大祭司達が集まっている。キリストによって神殿から追い出された商人達の姿を目撃した大祭司達はユダと契約を締結し、キリストを捕まえようとしている。取引を受け入れたユダはキリストを裏切り、お金と引き換えにキリストを捕まえてくる事を約束した。絵に書かれているユダは黒い影に手を組まれながら、お金が入っている袋を大祭司から貰っている。ジョットが描いた黒い影はユダが悪魔との契約を承諾したことを示している。
ユダや絵に書かれている他の大祭司達の面相はとても特徴的であり、皆口ひげやあごひげを生えながら、鋭い目つきでお互いを見つめ合っている。ユダが着ている黄色いコートは絵の中で最も目立つカラーであり、観客の目にすぐつくよう描かれている。湿気が石膏に与える影響で見えなくなってしまったが、ユダは黒い影の悪魔に触られているだけでなく、頭上には円光も描かれていた。
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