作品概要

大家族》は、画家のルネ・マグリットによって描かれた作品。制作年は1963年から1963年で、宇都宮美術館に所蔵されている。

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事物の形象はきわめて明確に表現され、筆触をほとんど残さない古典的ともいえる描法で描かれるマグリットの手法は、本作でも積極的に活かされている。

また、一方で鳥の形に切り抜かれた空と不可思議な題名が、この作品をシュルレアリスムを代表するマグリットの代表的な作品へと昇華させている。

タイトルについて

本作品と題名の関係について、「題名が、描かれた形象と持つ関係は、形象同士が互いに持つ関係と同じものです。形象は、神秘を呼び起こす配列にしたがって結びつけられます。題名は、それと同じ配列によって、作品に描かれたイメージと結びつけられるのです」とマグリット自身が述べている。

「哲学的な画家」として知られるマグリットは、”言葉”と”言葉が示す内容”に相違を生み出すことで、鑑賞者に混乱を生み出す体験すらも1つの体験としており、この「大家族」の中に、家族や人間の表象が見られないことは、なんら不思議ではない。

彼自身、作品の題名については慎重に捉えていたようで、「題とは、詩をとりとめのない戯れへと陥れようとするあらゆる誘惑を阻むために後から付け加えられた安全装置といったものでなければならない」とも述べている。

宇都宮美術館の購入

同作を所持する宇都宮美術館は、同館がオープン準備中の1996年に、600万ドル(約6億円)を投じて購入している。同館には他に、マグリットの《夢》( 1945年)も所蔵されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ルネ・マグリット
  • 作品名大家族
  • 制作年1963年-1963年
  • 製作国不明
  • 所蔵宇都宮美術館
  • 種類油性、キャンバス
  • 高さ100cm
  • 横幅81cm
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