作品概要

速記の人物》は、画家のジャクソン・ポロックによって描かれた作品。制作年は1942年から1942年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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「速記の人物」は初期の作品であり、1942年に制作された。この時期の作品は抽象表現主義(ニューヨーク派)やシュルレアリスム(超現実主義)の作風であり、作品の対象は変形して表現されている。ニューヨーク派は、1940年代から50年代に掛けてニューヨーク周辺にて活躍した抽象表現主義の芸術家グループであった。

初期の作品では、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソの影響を受けている。作品は、ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソの影響を受けている。作品では、仰向けに横たわる女性が描かれている。女性は濃茶色、赤色、オレンジ色、黄色、青色にて描写され、背景は青緑色にて塗られている。

初期の作品においては薄暗い色彩と密集した絵画空間が特徴的であるが、「速記の人物」では明るい色遣いにて、対象がキャンバス全体に広がるように描写されている。キャンバス左上には女性の頭があり、顔は横向きである。女性の目や横顔は、キュビズムの技法にて表現されていると解釈できる。キャンバス中央には胴体があり、腕は胴体の上で大きく広げられている。脚はキャンバス右側まで伸び、犬・猫など爪がある動物の足に見える。赤い太線が女性の頭から始まり、胴体から腕や手、脚まで引かれている。

合わせて、ポロックは、作品の上から粗雑な文字や数字、線を書いている。キャンバス右側と中央左上には、それぞれ直立した人物が線描されていると考えられる。また、作品のモデルは、リー・クラズナーであると考えられている。ポロックとクラズナーは1941年に出会い、すぐに共同生活を始めたといわれる。その後、2人は1945年に結婚している。現在、「速記の人物」はニューヨーク近代美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジャクソン・ポロック
  • 作品名速記の人物
  • 制作年1942年-1942年
  • 製作国不明
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館
  • 種類油彩
  • 高さ101.6cm
  • 横幅142.2cm
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