作品概要

》は、画家のジャクソン・ポロックによって描かれた作品。制作年は1934年から1938年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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「炎」は初期の作品であり、1934年から1938年に掛けて制作された。ファイバーボード(木の繊維を合成樹脂で固めた木質ボードの一種)に描かれている。

作品では、炎の揺らめき、荒々しく、獰猛な性質など炎の魅力が表現されている。赤々と燃え上がる炎は、キャンバス前面にある骸骨と思われるものを覆い隠している。炎の動きによって骸骨と炎が融合して見え、作品全体の構図により遠近感が生まれている。曲線にて強弱をつけ、色使いにて明暗を対比させることで、炎の動きが表現されている。これは、19世紀の抽象主義の技法である。

一方、多種多様な筆運びにて炎を律動的に組み合わせ、炎の揺らめきが描写されている。この表現法より、「炎」はポロック独自の技法となる「アクション・ペインティング」における前進的な作品といわれる。また、ポロックは、炎より多くのインスピレーションを受けたと解釈される。ポロック自身が抱く不安を筆運びに込めて描いているのかと思えるように、荒々しい力強さが感じられる。

合わせて、メキシコの画家ホセ・クレメンテ・オロスコ(象徴主義)の最高傑作「炎の人」より影響を受けて制作された作品であると考えられる。現在、「炎」はニューヨーク近代美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジャクソン・ポロック
  • 作品名
  • 制作年1934年-1938年
  • 製作国不明
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館
  • 種類油彩
  • 高さ51.1cm
  • 横幅76.2cm
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