作品概要

錬金術》は、画家のジャクソン・ポロックによって描かれた作品。制作年は1947年から1947年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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「錬金術」はアクション・ペインティングにおける初期の作品であり、1947年に制作された。ポロックは、1947年から「アクション・ペインティング」を本格的に展開した。ポロック独自の技法である「ポーリング」(塗料を注ぎ掛けながら線を描く技法)、「ドリッピング」(塗料を撒き散らして滴らせる技法)、「スプラッタリング」(塗料を粒状に飛び散らす技法)による抽象的表現・構成の成集大成となっている。

ポロックは、「オール・オーヴァー」による構成と「ポーリング」の技法を融合させ、「アクション・ペインティング」を確立させた。「オール・オーヴァー」を用いた作品は平面的であり、遠近法による奥行きはない。

作品では、キャンバス全体が均質的な色彩や無数の線にて覆われている。ポロックは、一定の量を保ちながら、業務用塗料を缶から棒に沿って直接キャンバスに注ぎ掛けて表現している。作品は、複雑に入り組んだ線や重ね塗られた色彩の層によって概念化され、解釈が難解である。また、白色のサインが作品の上から記されている。サインは原始的な文字であり、白色の顔料をチューブからキャンバスに直接絞り出して書かれている。

一方、ポロックはサインを書いていないといわれる。サインは、イーストハンプトン(アメリカ・マサチューセッツ州)での隣人ラルフ・マンハイム(Ralph Manheim)と妻によるものとは考えられている。サインの意味は、作品名である「Alchemy(魔法の森)」に由来すると解釈できる。現在、「錬金術」はソロモン・R・グッゲンハイム美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ジャクソン・ポロック
  • 作品名錬金術
  • 制作年1947年-1947年
  • 製作国不明
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
  • 種類油彩
  • 高さ114.6cm
  • 横幅221.3cm
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