作品概要
《ロムポットを演奏する人物像》は、画家のフランス・ハルスによって制作された作品。制作年は1618年から1618年で、キンベル美術館、テキサス州に所蔵されている。

現在テキサス州のキンベル美術館に所蔵されている「太鼓をたたく人」はハルスが描いた同名の作品の中で一番優れた物として知られている。1910年の書物には同じ題名で合わせて15の作品が存在するとしている。
いずれの作品も、中央には左向きに振り向いた濃い色の服装で幅広い帽子を被っている男性が、周りの聴衆に向かって心から笑っている姿で描かれている。左腕でロムポット(あるいはバグパイプ)を抱え右手で楽器を演奏している。6人の子供達が笑顔で演奏者を囲んでいる。一番年長の子供が右側に配置され嬉しそうに手をたたいている。残りの5人は左側に配置されている。そのうちの4人は対角線を描く様に配置されている。背景には百姓がドアに向かっている。
ハルスは同じ題名で様々なバリエーションを作製した。例えば一番左手の女の子は演奏者ではなく周りにいる聴衆に視点を合わせているものもあれば、女の子ではなく男の子が演奏者を見ている作品も有る。15作品のうち、どれが最初に描かれたものかはさだかではないが、ハルス自身が描いた物と、ハルスの弟子が描いた物が有ると言われている。
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