作品概要

ダリの太陽》は、画家のサルバドール・ダリによって描かれた作品。制作年は1965年から1965年で、岡崎市美術博物館に所蔵されている。

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1965年に制作された『ダリの太陽』はダリ最後の自画像と言われている作品である。画面の大部分を占める太陽の中に、ピンと跳ね上がったひげをたくわえウィンクをしたような表情のダリの顔が見える。

太陽の下の部分にダリのサインがあり、もうひとつガラの名前も入れてある。自分のサインの他にガラの名前を入れるのは、2人が出会い結婚にこぎつけた1930年代初期の作品にはよく見られたが、それ以降はほとんどなかった。アメリカから帰国後、ガラとダリの関係は悪化し、ガラは公然と浮気を繰り返すようになる。1950年代以降ダリはしばしばガラを聖母や聖女の姿で描いたが、そこにはガラを神格化することで2人の関係の変化を正当化しようとしていたとも言われている。

ひとつの愛の終焉を感じてダリはそれまでの人生を振り返ったのだろうか。当時ダリは「ガラの超知性的荷担のおかげで、わたしは自分の諸創造行為の終着点に到達することができた。」と述べており、ガラの存在の大きさを物語る。この作品が描かれた1965年にダリは60?70年代のアイコン的存在となるアマンダ・レアと出会い愛情を注ぐようになる。ダリにも心境の変化があったと思われるが、40歳以上年下のアマンダは愛人というより、実情はダリが後ろ盾となってプロデュースしていたという見方が強い。

本作品は1950年あたりから取り組んできた「原子核的神秘主義」の技法を使い、粒子のような球体で輪郭や鼻筋などが描かれている。ロイ・リキテンスタインなど後のポップ・アートの作品で使われたベンディ製版法のドットによる表現であり、ダリの先駆性を見ることができる。

基本情報・編集情報

  • 画家サルバドール・ダリ
  • 作品名ダリの太陽
  • 制作年1965年-1965年
  • 製作国不明
  • 所蔵岡崎市美術博物館
  • 種類メゾナイトに油彩
  • 高さ101cm
  • 横幅75.7cm
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