作品概要

果物皿と水差し》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1937年から1937年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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「果物皿と水差し」は総合的キュビズムの時代の作品であり、1937年1月21日から22日に掛けて制作された。総合的キュビズムでは、分解された対象を平面的に再構築する。単調な色彩の分析的キュビズムとは異なり、装飾的で色彩豊かである。「果物皿と水差し」(1937年1月21?22日)と「果物と水差し」(1939年1月22日)で、ピカソは、キュビズムに対する独特な取り組みを根本的に精巧に作り上げている。

作品では、テーブルの上に水差しや果物皿と果物が鮮やかな色彩にて描かれている。テーブル、水差し、果物皿と果物は、波頭に乗って前方に押し出されるかのように表現されている。鮮やかな色彩の対象に対して、背景には、僅かに異なる二色の茶色が使われている。二色の茶色で描かれた背景が隣り合うことで、背景は二色の茶色にて二等分され、敢えてシンプルに描写されている。また、作品の空間表現は、計算された遠近法による構成ではなく、対象の色遣いと形状の相互関係により成立している。鮮やかな色彩の対象とシンプルな背景により、対象が浮き出て見える効果がある。合わせて、果物皿と水差しが離れて見える錯覚が生じる。

現在、「果物皿と水差し」は、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家パブロ・ピカソ
  • 作品名果物皿と水差し
  • 制作年1937年-1937年
  • 製作国不明
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
  • 種類油彩
  • 高さ49.8cm
  • 横幅60.8cm
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