作品概要

海辺の人物》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1931年から1931年で、パリ国立ピカソ美術館に所蔵されている。

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「海辺の人物」はシュルレアリスム(超現実主義)の時代の作品であり、1931年に制作された。ピカソは、愛人マリー・テレーズ・ウォルター(Marie-Thérèse Walter)とのバカンスでフランスのリゾート地ジュアン・レ・パンを訪れた。

作品では、マリー・テレーズと過ごしたバカンスの一場面が描かれている。ピカソとマリー・テレーズは浜辺でキスをしている。奇怪な姿の二人は、生物の起源となる太古の原形質に見え、浜辺に漂着したような姿で描写されている。カマキリのような頭は、超現実主義者のイメージであると考えられる。メスのカマキリは後尾後にオスを食べるが、その屈折した概念は生と死のパラドックスに関する視覚的メタファーであるといわれる。

ピカソの頭には、ギリシャ神話のヴァギナ・デンタタ(歯の生えた膣)、尖った舌が描かれているが、性的行為の基本的真髄に力の限りを尽くすように見える。

当時、マリー・テレーズは19歳であり、ピカソはオルガ・コクラヴァ(Olga Khokhlova)と結婚していたが、ピカソとマリー・テレーズは親密な関係になった。愛人マリー・テレーズとの背徳な関係を表すように、ピカソとマリー・テレーズは奇怪な姿で描写されている。二人の姿を奇怪に描写することにより、マリー・テレーズと親密な関係をもつ時間は、荒削りで粗雑なレベルまで下げられて表現されている。

作品を通して、ピカソは、オルガとの関係が悪化していることを表していると解釈できる。現在、「海辺の人物」はパリ国立ピカソ美術館(フランス・パリ)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家パブロ・ピカソ
  • 作品名海辺の人物
  • 制作年1931年-1931年
  • 製作国不明
  • 所蔵パリ国立ピカソ美術館
  • 種類油彩
  • 高さ130cm
  • 横幅195cm
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