作品概要

穀物の収穫》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって制作された作品。制作年は1565年から1565年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

本作は、1565年に制作された全6作品の連作月暦画であり、うち1作品は消失している。現存するのは、早春を描いた《暗い日》、夏を描いた《干し草の収穫》、秋の本作、晩春の《牛群の帰り》、冬を描いた《雪中の狩人》の5作品である。

主題

本作では、季節ごとの農民の日常生活が描かれている。キャンバス右下では、木陰にて農民が食事を摂りながら休憩している。干し草に座った女性は、パンとチーズを食べている。女性の前には白い布が敷かれ、その上には洋梨が置かれている。その後ろでは、農民が木に登って洋梨を摘み取っている。

一方、キャンバス左では、小麦を収穫している様子が描かれている。農民は小麦を刈り、刈った小麦を束にして運んでいる。ブリューゲルは、時間の流れに従って農民の日常生活が変遷する様子を描写することにより、食糧生産と消費の両側面を表現している。

また遠くでは、子供達が羊と遊んでいる。村人は、ブラッド・スポーツ(狩猟・闘牛など流血を伴うスポーツ)や射的に興じている。連作月暦画である為、各作品では1年のうち2ヶ月における日常生活が主題とされる。本作では8、9月の秋における農民の日常生活が描かれている。

意義・来歴

作品では西洋美術において、風景が背景ではなく初めて主題として扱われている点で、大きな意味を持っている。また、作品の保存状態は非常に良い。

西洋美術の絶頂期を代表する作品であり、北方ルネサンスにおいて最も重要な作品であるといわれる。

ブリューゲルは、ベルギー・アントウェルペンの商人ニコラス・ヨンゲリンク(Niclaes Jongelink)の為に「穀物の収穫」を含めた連作月暦画6作品を制作した。作品は、ヨンゲリンク邸宅のダイニングルームに飾られていたと思われる。

現在、「穀物の収穫」はメトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名穀物の収穫
  • 分類絵画
  • 制作年1565年-1565年
  • 製作国不明
  • 所蔵メトロポリタン美術館
  • 種類油彩木画
  • 高さ119cm
  • 横幅162cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 穀物の収穫の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。