作品概要

東方三賢王の礼拝》は、画家のピーデル・ブリューゲルによって描かれた作品。制作年は1564年から1564年で、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

詳細な画像を見る

「東方三賢王の礼拝」はパネル画(一枚あるいは組み合わされた数枚の木製パネル上に描かれた絵画)であり、1564年に制作された。作品では、三賢王がイエス・キリストに対して捧げ物を贈る場面が表現されている。

キャンバス中央には、母である聖母マリアの膝の上にいる幼いイエス・キリストが描かれている。人々は聖母マリアと幼いキリストを取り囲み、三賢王はキリストに対して捧げ物を献上している。三賢王が用意した捧げ物は「黄金」「乳香」「没薬(もつやく)」であり、黄金は王権の象徴、乳香は神性の象徴、没薬(もつやく)は将来の受難である死の象徴といわれる。

三賢王は、姿を引き伸ばされて描かれている。当時、カリカチュア(風刺画にて人物の性格・特徴を際立たせる為に誇張や歪曲を施す技法)は特徴的なスタイルであった。聖母マリアの後方には兵士がいるが、礼拝に兵士が参加することは珍しいことであった。右側にいる紫色の帽子を被った人物は、眼鏡をかけている。この描写より、イエス・キリストを取り囲む者たちがキリストの偉大さに目がくらむ様子を表現していると解釈できる。

同時に、ブリューゲルは、対象が真実を見極める力がないことを表す為に、皮肉的な意味をこめて、眼鏡を描いていたといわれる。

また、作品は、見る側の注意をイエス・キリストへ集めるように高い観点から構成され、遠近法は使われていない。現在、「東方三賢王の礼拝」はナショナル・ギャラリー(イギリス・ロンドン)にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家ピーデル・ブリューゲル
  • 作品名東方三賢王の礼拝
  • 制作年1564年-1564年
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー
  • 種類油彩パネル画
  • 高さ111cm
  • 横幅83.5cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 東方三賢王の礼拝の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。