作品概要

キリストの昇天》は、画家のサルバドール・ダリによって描かれた作品。制作年は1958年から1958年で、個人蔵に所蔵されている。

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ダリ曰く、「キリストの昇天」における彼のインスピレーションはこの絵を描き終える8年ほど前の1950年に見た から得たものである。鮮やかな色の夢の中で彼が見た原子の核が、絵の背景に描かれている。その後ダリは、この核がキリストの精神の集合体を真に表現したものだと悟ったのである。

この絵を見る者に向けられたキリストの足は、閲覧者の視線をキリストの体に沿って背景中央にある核まで誘導している。原子内部の構造はひまわりと同じものになっている。ダリが描いた他のキリストのほとんどと同様、キリストの顔を見ることはできない。キリストの上には涙を浮かべたガラが見つめている。キリストの姿は、前景にある彼の足から大きく広がった手まで、三角形を形どっている。

ダリは「Lapis-lazuli Corpuscular Assumption」でも同じ形状を使用している。 彼は1951年に聖ヨハネのキリストを描いた作品に初めて三角形を構図に取り入れた。このフォームのインスピレーションはスペイン神秘思想家、十字架のヨハネが描いた絵からきており、その絵ではキリストが上から見下されているかのように描かれている。

十字架のヨハネは、16世紀のスペイン神秘思想家であり、ローマカトリックの司祭である。アビラの聖テレサと一緒にカルメル会の改革に取り組んだ人物だ。彼は精神の成長に関する多くの詩や書籍を残しており、それらはスペイン文学史においてスペイン神秘思想の1つの頂点を築いたとされている。1726年に彼はベネディクト13世により列聖さる。36名の教会博士のひとり。

基本情報・編集情報

  • 画家サルバドール・ダリ
  • 作品名キリストの昇天
  • 制作年1958年-1958年
  • 製作国不明
  • 所蔵個人蔵
  • 種類キャンバスに油彩
  • 高さ115cm
  • 横幅123cm
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