作品概要

十字架の聖ヨハネのキリスト》は、画家のサルバドール・ダリによって描かれた作品。制作年は1951年から1951年で、ケルビングローブ美術館・博物館に所蔵されている。

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本作は1951年にサルバドール・ダリによって制作された油彩作品である。16世紀、スペイン修道士ヨハネにインスピレーションを得て『十字架の聖ヨハネのキリスト』として知られている本作は、ボートや漁師がいる湖の上空に浮いている十字架に磔にされたイエス・キリストが描かれている。

通常、キリストが磔にされる描写では爪や血しぶき、茨の冠がよく描かれるが、しかしながら、それらがないことで、ダリは自分が描くキリストになるだろうと不思議な夢を見て確信したのである。また夢の中で、絵画で下からではなく上から見下ろすような明らかに極端な角度でキリストを描く重要性をダリは気づいたのだ。

本作は、三角形と円形を構図に入れている。キリストの腕と体で作られた三角形は三位一体を表現している。また頭で作られた円形はプラトニックな思考が暗示されているのだ。プラトニックな思考とは「すべての事象は3で存在するのではなく、円を含めて4である」という意味である。

この作品は、現代でも論争が続いている。ハニーマンが購入した時、モダンアートの評論家では、伝統的な絵画を制作することはすでに有名な超現実主義芸術による人気取りだと言われた。2009年、ガーディアンの美術評論家のジョナサン・ジョーンズは20世紀に描かれたイエス・キリストの貼付けされた作品のなかで良くも悪くも不朽の名作だと言った。2013年5月、BBCラジオでイギリスの詩人ジョン・クーパー・クラークは、他の磔をテーマにした作品とは全く異なる作品だと述べた。

基本情報・編集情報

  • 画家サルバドール・ダリ
  • 作品名十字架の聖ヨハネのキリスト
  • 制作年1951年-1951年
  • 製作国不明
  • 所蔵ケルビングローブ美術館・博物館
  • 種類キャンバスに油彩
  • 高さ205cm
  • 横幅116cm
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