作品概要
《習作(聖母と幼児)》は、画家のアントニオ・ヴァッシラッキによって制作された作品。制作年は?年から?年で、モーガンライブラリーに所蔵されている。

作品
聖母子と右下に座った人物が描かれている。右上部に茶色のインクで作者によりAmarと書かれている。またこの作品が含まれる画本の中心に、デッサンの上に茶のインクで170、また下にdi Armenini、その下にはAliense(ヴァッシラッキの別名)書かれている。
題材
聖母子像(英語:Virgin and Child, Madonna and Child, Mary and Child)は通常、カトリック教会と正教会のどちらの伝統においても、聖母マリアと神の御子キリストの芸術的な描写を指す。
収蔵
モーガン・ライブラリー&ミュージアム(正式にはピアポント・モーガン・ライブラリー)は、ニューヨークのマンハッタン近くにある美術館と学術図書館である。1906年にP・モルガン氏の私設図書館として創設され、写本や活版本(稀な装丁本も含まれる)、版画や素描が収蔵されている。
作者
ヴァッシラッキは、パオロ・ヴェロネーゼの下で見習いをした後、ドメニコ・ティントレットの工房に所属することとなった。ドメニコは数多くの依頼を受けていたヤコポの息子である。1578年から1582年の間、ヴァッシラッキはヴェニスのドゥカーレ宮殿の大評議会の間の装飾を請け負った。ドメニコとヴァッシラッキは商人学校の宿の壁と天井の装飾をし、サンタ・カテリーナ教会に大きなキャンバス画を6枚、サン・ジョルジオ・マッジョーレ教会に3枚の絵を納めた。その後、すぐにペルージャからの委託を受けた。
1584年から『ヴェネチアの画家組合』のメンバー、1600年にはヴェネチアで活発な外国人のコミュニティ『ギリシャ人の聖ニコラ組合』のメンバーとして登録されている。1591年『商人組合』と契約を結び、ヴェネチアのサン・ジョバンニ・エレモシナリオ教会、サン・アンジェロ・ラファエレ 教会、サン・ザッカーリア教会などに作品を描いた。
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