作品概要

ベネディクト会の勝利》は、画家のアントニオ・ヴァッシラッキによって制作された作品。制作年は1592?年から1592年で、サン・ピエトロ教会(ペルージャ)に所蔵されている。

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作品

《ベネディクト会の勝利》はイタリア、ペルージャのサン・ピエトロ教会にあり、アントニオ・ヴァッシラッキが描いた最大のキャンバス画である。ベネディクト会を神格化し、聖ベネディクト(ヌルシアのベネディクトゥス)を中心に、聖人たちや教皇、枢機卿、修道院長、司教、またはカマルドレやシルベストリーニと言った会の創設者たちが描かれている。

しかし、聖ベネディクトと太陽と月がそれぞれ左右にある空に注意すると、不安を呼び起こすような悪魔的な姿が現れる。それは、聖ベネディクトは鼻、天国が垣間見える部分は目、上部の一番端にそれぞれ配置される聖ペトロと聖パオロは耳、中央の茂みは角、加えてベネディクト会の聖職者たちを後ろから見た姿は犬歯のようにも見える。

収蔵

サン・ピエトロ教会は1002年頃に創設された。その地には、7世紀初頭からペルージャの司教が座す聖堂が存在していた。その聖堂のパトロンは、ペルージャの貴族ピエトロ・ヴィンチオリであった(のちに列聖)。この後、数世紀の間、僧院はその権力を広げ、ペルージャ人が放火する1398年まで続いた。再び華やかさを取り戻すのは、ローマ教皇エウゲキウス4世(1383-1447/在位1431-1447)のときであった。彼はこの僧院の優先性や権力を保ったまま、パドヴァにあるサン・ユスティナ会議へ併合させた。1799年、フランスに一時的に僧院は抑制された。修道僧たちは、1859年のペルージャ人が教皇国に対して起こした反乱を支援。その後、イタリア統一運動後の新しい政府により僧院に残ることが認められた。

聖堂内部には重要な芸術作品のコレクションがあり、ペルージャにおいてはウンブリア国立絵画館に次いで優れたものである。

作者

ヴァッシラッキは、1584年から『ヴェネチアの画家組合』のメンバー、1600年にはヴェネチアで活発な外国人のコミュニティ『ギリシャ人の聖ニコラ組合』のメンバーとして登録されている。
1591年『商人組合』と契約を結び、ヴェネチアのサン・ジョバンニ・エレモシナリオ教会、サン・アンジェロ・ラファエレ 教会、サン・ザッカーリア教会などに作品を描いた。

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基本情報・編集情報

  • 画家アントニオ・ヴァッシラッキ
  • 作品名ベネディクト会の勝利
  • 英語名The Triumph of the Benedictine Order
  • 分類絵画
  • 制作年1592?年 - 1592年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵サン・ピエトロ教会(ペルージャ) (イタリア)
  • 種類油絵
  • 高さ約900cm
  • 横幅約900cm
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