作品概要

礼拝堂》は、画家のデジデーリオ・ダ・セッティニャーノによって制作された作品。制作年は1461年から1463年で、サンロレンツォ教会に所蔵されている。

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キャリア後半に抜擢された大役

《礼拝堂》は、デジデーリオがキャリア後半に手がけた第2のメジャーな仕事である。

ある記録によると、1461年の《礼拝堂》の設置について言及しているが、1462年2月にミラノのフランチェスコ・スフォルツァ公宛に書かれた手紙によると、デジデーリオが「サンロレンツォ教会に従事しており、今後ひきつづき特定の作品に長期間にわたり従事する予定である」と書かれていることから、1461年時点では未完であったとされる。

謎多き作品

《礼拝堂》の元の設置場所及びその構成については解明されていない。最初の設置以来少なくとも3回は移動されており、現在の配置は元の配置とは異なること、また、おそらくは礼拝堂とそのまわりに位置した建築物が最初に配置され、後に自立した要素が追加されたことが最も濃厚な説となっている。

美術史家フランチェスコ・アルベルティーニは著書のなかで、《礼拝堂》の要素のひとつ《祭壇を冠する キリストの子》は1500年以前に彫刻家バッチョ・ダ・モンテルーポによるコピーに置き換えられたと述べており、その他のいくつかの彫刻的要素のDesiderioへの帰属が疑問視されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家デジデーリオ・ダ・セッティニャーノ
  • 作品名礼拝堂
  • 英語名Tabernacle
  • 分類彫刻
  • 制作年1461年 - 1463年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵サンロレンツォ教会 (イタリア)
  • 種類大理石浅浮き彫り
  • 高さ447cm
  • 横幅140cm
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