作品概要
《マグダラのマリア》は、画家のデジデーリオ・ダ・セッティニャーノによって制作された作品。制作年は1464年から1464?年で、サンタ・トリニタ教会に所蔵されている。

ドナテッロの優秀な教え子
ドナテッロの優秀な教え子のなかでもデジデーリオの才能は抜きん出ていたのは明白である。わずか35歳でこの世を去ったデジデーリオであったが、その短いキャリアのうちに驚異的な繊細さで見事な大理石彫刻を残し、聖ヨハネを題材にした若者の大理石胸像の第一人者として最も優れた彫刻家として現在に至るまで崇められている。
未完の最後の作品
ミケランジェロの弟子であった画家・建築家のジョルジオ・ヴァサリの記録によると、デジデーリオの最後の作品は、聖マグダラのマリアの木製の彫像であるとされる。デシデーリオの死後、未完成だった聖マグダラのマリアの木製の彫像を彫刻家、木工細工師、建築家のベネデット・ダ・マイアーノの手によって完成した。
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