作品概要
《幼児キリストと聖ヨハネ》は、画家のデジデーリオ・ダ・セッティニャーノによって制作された作品。制作年は1455年から1457年で、ルーブル美術館に所蔵されている。

友情と絆
驚くべき浮き彫り技術の繊細さもさることながら、より注目すべきなのが情緒豊かに表現された表情だ。キリストが伸ばした右手が、聖ヨハネのラクダの皮の衣服の心臓の上に置かれている。この作品は単なる2人の少年の肖像画ではなく、友情という固い絆を象徴している。
人の理想的な関係性
キリストには十字架のある光輪を纏わせ、 聖ヨハネには革の衣服を纏わせることにより、二人の少年を明確に区別している。 少年たちの幸せに満ちた表情を表現することで、理想的な友情とは自発的で自由な関係性であるとデジデーリオは示唆している。
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