作品概要

ドゥルカマラ島》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1938年から1938年で、パウル・クレー・センターに所蔵されている。

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《ドゥルカマラ島》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1938年に制作された作品である。

様々な媒体

クレーは、表現主義、キュビズム、未来派、シュルレアリスム、抽象主義などさまざまな派に関連付けられてきた。彼は一般に同業者からは離れて活動し、新しい芸術のトレンドを彼なりの方法で解釈した。クレーの方法と技術は独創的であった。クレーは、油彩、水彩、インク、パステル、エッチングなど、さまざまな媒体で描いた。キャンバスだけでなく、黄麻布、モスリン、リネン、ガーゼ、厚紙、金箔、壁紙、新聞紙なども使用した。

珍しい素材

1938年、クレーは7つの大きな横長のパネル作品を制作した。それらはすべて、黄麻布またはリネンの上に貼り付けられた新聞紙に木炭でスケッチされているため、表面は滑らかで差別化されている。印刷された紙は色の下に透けて見えており、社説の一部を読むことができる。クレーはこのことに少しも困ることはなく、こうした効果を穏やかな驚きとして楽しんでいた。より一般的には、彼は包装紙や黄麻布、ペーストカラー、石膏コーティングなどの珍しい素材をより多く使用していた。1937年以降は、彼は様々なシンボルや色々な太さの棒などを採用した。

神話の島

《ドゥルカマラ島》は暗い地にまばらな図像が描かれた陽気な作品である。クレーは、この作品が(オデュッセウスが滞在する)「女神カリプソの島」であるという考えを拒否したが、彼のスケッチはその考えに合ったものとなっている。黒い輪郭は海岸線であり、頭は偶像であり、他の湾曲した線は悲劇的な絡み合いを示している。地平線上で汽船が航行しているが、これは神話に影響を与えていない。空のシンボルは、一方は日の出を表し、もう一方は沈む月を表している。

新緑、ピンクの花、青い空など、色は春らしいものとなっている。これは、オデュッセウスがイタケに向かう途中に滞在したキクラデス諸島の春である。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名ドゥルカマラ島
  • 英語名Insula Dulcamara
  • 分類絵画
  • 制作年1938年 - 1938年
  • 製作国スイス
  • 所蔵パウル・クレー・センター (スイス)
  • 種類油彩、黄麻布に貼りつけた新聞紙
  • 高さ88cm
  • 横幅176cm
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