作品概要

抱擁》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1939年から1939年で、個人に所蔵されている。

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《抱擁》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1939年に制作された作品である。

バウハウスの教員

スイス出身、ドイツ国籍を持つ画家、版画家であるパウル・クレーは、もともとドイツの表現主義のグループ、「青騎士」に属していた。その後、戦時期の影響力の大きいドイツの美術学校であるバウハウスで教鞭をとった。彼は6000以上の作品を残し、世界中の芸術家にインスピレーションを与えた。

奇妙な太い線

数本の曲線で主に描かれているこの生物は、生き物であるというよりも象徴といったほうがいい。2つの黒い目を持つ半円形の頭部は、首と思しき細い線の上に乗っかっている。胴体の右半分は認識できるが、左半分は上げられた腕に隠れているようである。右側には、承認印あるいは感嘆符のような効果のある印がある。左上の二つの円は黒い天体である。黒のブラシで描かれた太い線には、それ自体に動きが生じている。

死の象徴

タイトルの「抱擁」とは何を意味するのだろうか。一体誰が、誰に抱かれているのだろうか。冥界の追うハデスの妻ペルセポネのようなギリシャ神話の女神だろうか。頭と天体の周囲、そして画面下部の濃い茶色の雲を伴う淡い青と茶色は、この死の象徴に完全に沿っており、謹厳で壮大である。

晩年、クレーはこのような究極的な作品をいくつか制作した。本作は、クレーの人生というドラマの締めくくりを飾るにふさわしい作品といえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名抱擁
  • 英語名Embrace
  • 分類絵画
  • 制作年1939年 - 1939年
  • 製作国スイス
  • 所蔵個人 (ドイツ)
  • 種類水彩、油彩、紙
  • 高さ24cm
  • 横幅31cm
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