作品概要

装飾文字E:祈りを捧げる預言者》は、画家のロレンツォ・モナコによって制作された作品。制作年は1410年から1413年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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フィレンツェのサンタ・マリア・ヌオーヴァ教会のための3冊にまとめた聖歌集はすべて、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会の聖歌集と同じタイミング(1410年)で製作されたとされている。内のひとつ(フィレンツェのバルジェロ美術館のCod. H. 74に所蔵)は38の装飾されたイニシャルを含んでいて、預言者または聖人の肖像が含まれている。また、現在失われている7つフォリオの内、最低でも2つは、恐らく1ページ全部を覆うほど大きな、物語に沿った装飾がを含んでいた。

失われたフォリオ(フォリオ43)の1つからの切り抜きはイニシャルEの中に預言者を描いていて、日曜に行われる「オクターブ・オブ・アンセンション」に向けて集まった人々に向けた入祭文の始まりである。

緑色のイニシャル「E」は、白と黄色の金銭細工の装飾、黒い縁の上に並んだ一列の真珠、青いバンドの上にちりばめられた金のダイヤモンド、内端が白でハイライトされている金と銀の円形の「宝石」で装飾されている。グレー、ピンク、赤、青、黄色で描かれた葉で覆うような装飾が、右側の黄金の背景の端に埋め込まれていて、左側の上部と下方部の角は、精密に広い範囲が淡く陰影がつけられ、白や赤のハイライトが施されている。イニシャルの中には、赤いローブを纏い、白のショールとターバンを身につけ、髭を生やした預言者の半身が描かれており、彼の両手は、前にいる祈りを捧げる者に向かって上げられている。彼の目線は上方、イニシャルを超えた向こうである右側を向いている。彼から出ている後光は2つの大きさの違う円形のポンチ(先端が細くなった棒状のもの)とリング状の型抜きされたドットで装飾されている。金の背景の縁は、同様のドットの列と、三つ葉の逆アーチで模様がつけられている。

この装飾画の左側のページには2列のネウマ譜の五線と、三行の断片的な文章が並んでいる。最初の二行は、「(キリスト)昇天」内にある、日曜のミサに集まる人々に向けた入祭文の締めとなっており、それは右ページに描かれているイニシャル「E」から始まる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロレンツォ・モナコ
  • 作品名装飾文字E:祈りを捧げる預言者
  • 英語名Praying Prophet
  • 分類絵画
  • 制作年1410年 - 1413年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ129cmcm
  • 横幅131cmcm
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