作品概要
《聖母マリアと即位するキリスト》は、画家のロレンツォ・モナコによって制作された作品。制作年は1418年で、スコットランド国立美術館に所蔵されている。

垂れ下がる衣服のひだは、様式的な聖母の座る姿と立ち姿の幼児キリストのカーブに沿って描かれている。ライオンの頭部のフィニアルとひづめの割れた足と王座は、ソロモン王の「知恵の書」におそらく関連したものである。この作品は祭壇画の中央部を構成するもので、両脇は聖人の立ち姿の画だと見られている。彼らの深紅の衣服の一片が左側の端に見ることができる。豪華な色使いと非常に美しい装飾模様は、ろうそくの炎の中で光るように意図されており、オリジナルの祭壇画の豪華さを表している。
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