作品概要

《聖母の戴冠と礼拝する聖人たち》(akanesaga0128)》は、画家のロレンツォ・モナコによって制作された作品。制作年は1407年から1409年で、ウフィツィ美術館に所蔵されている。

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《聖母の戴冠と礼拝する聖人たち》は、イタリアの後期ゴシック画家であるロレンツォ・モナコがパネルにテンペラで描いた、聖母戴冠を主題にした多翼祭壇画である。 この作品は以前はロレンツォが修道士として勤めていたサンタ・マリアデッリ・アンジェリのカマルドリ修道院にあったが、現在はフィレンツェにあるウフィツィ美術館に所蔵されている。

天使たちに囲まれた聖ベネディクトの人生の1シーンをプレデッラに描いたこの作品は、最高レベルの大傑作の1つとして知られる。ロレンツォの優雅なスタイルがこの巨大な祭壇画で成熟期に達した。

この絵画では人物の衣服の縁が、実際の人物の動きとは独立して動いている。絵の構成はかなり様式的ではあるが、人物は新しさを感じさせる滑らかなポージングをしていて、ギベルティとニッコロ・ランベルティの彫刻に見られる国際スタイルを思わせる衣服の動きが見られる。絵画の表面の模様は、人物の重なり合いが模様として見られる傾向があるとはいえ、同じ絵画内にある人物の多さと、注意を惹く要素としてお互い競っている。

鮮やかで明るいトーンの色使いと、金と高価な群青の顔料を贅沢に使用していることで、絵の強い焦点を教会にあてているのと同時に、その重要性と援助資金供与者の気前の良さを立証している。

作品下部に記入された文章(一部は19世紀に修復された)によると、この巨大な祭壇画はZanobi di Cecco del Frascaによりフィレンツェのサンタ・マリア・デッリ・アンジェリのカマルドリ会の修道院の教会の主祭壇として依頼されたことがわかる。そして修道院に住んでいた修道士、ドン・ロレンツォにより色が塗られた。

この祭壇画はサイズが大きく、構図に富み、ふんだんに装飾が施されている。キリストと聖母は玉座に座り、作品の側部に描かれた天使と数多くの膝をついた聖人の前で、息子が母に王冠を授けている。これらには、左側にカマルドリ教会の注文による白いローブをまとったヌルシアのベネディクトゥス、右側には西洋の修道院生活、そしてカマルドリ教会の創立者であるロムアルドが描かれている。このシーンは、3つのパートで構成される祭壇画ではあるが、ひとつの作品として、中世の宇宙論にあるところの、宇宙を構成する天空の球体の星を象徴する、輝く虹の上に位置していた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ロレンツォ・モナコ
  • 作品名《聖母の戴冠と礼拝する聖人たち》(akanesaga0128)
  • 英語名The Coronation of the Virgin
  • 分類絵画
  • 制作年1407年 - 1409年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウフィツィ美術館 (イタリア)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ450cmcm
  • 横幅350cmcm
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