作品概要

枠の外へ》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1930年から1930年で、バーゼル美術館に所蔵されている。

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《枠の外へ》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1930年に制作された作品である。

無意識を目に見える形へ

クレーの形象による主題は、網のように無意識の海に飛び込み、過去の経験を作品画面にもたらしている。彼の作品は形式的主題の開発のため、すべての比喩的な形は象形文字的な記号の主要な表現階層を保っている。その形やテーマにおいて、クレーの作品は、同時代の他の画家が達成したことのない豊かさで満たされている。クレーは、線、表面、身体、空間、価値と色調、構造芸術的手段をより綿密に吟味し、あるいはそれらを目的に合うように改良した。そして植物、生き物、人間、家、道具、乗り物、庭、山、星などのような多様性を、無意識の世界から目に見える世界へと運び込んだ。

太陽と霧、憂鬱のベール

《枠の外へ》は、フレームの4つの端から植物と結晶を暗い太陽に向けて押し出すという、純粋に形式的なアイデアに出発点を持っている。さびや汚れで覆われた遠い世界が、美しく立ち上がっているように見える。「太陽は霧で暖められ、また霧と戦う」とクレーは1899年に詩で書いている。

この作品は当初、クレーがバウハウスの教員だった1930年に制作された。クレーは1933年12月にスイスのベルンに戻り、1935年から1936年にかけてこの水彩画に再び取り組んだ。画面にまたがる憂鬱のベールは、彼の環境と感情の変化と一致したものとなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名枠の外へ
  • 英語名Ad Marginem
  • 分類絵画
  • 制作年1930年 - 1930年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵バーゼル美術館 (スイス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ46.3cm
  • 横幅35.9cm
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