作品概要

聖母子像》は、画家のアンドレア・デル・ヴェロッキオによって制作された作品。制作年は1466?年から1470?年で、ベルリン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

作品概要

《聖母子像》は、15世紀にイタリア人画家アンドレア・デル・ヴェロッキオによって描かれたテンペラ画である。ヴェロッキオは、レオナルド・ダ・ヴィンチにも絵の指導をするなど、画家の弟子への指導でも功績を残している。

この作品に見られるような、マリアと子供姿のイエスの描写は、15世紀頃のカトリック教会および正教会の中心的なアイコンとされていた。そのため、数々の著名な芸術家はこのテーマに取り組んだ。西洋には、聖母子像にもたくさんの種類が存在しており、主には人々の強い信仰心を満たす意図で製作されていたと言われている。マリア像や、マリアを描いた絵画作品は、17世紀に入るとイギリスでも普及していった。

本作では、見物人をよく観察しようと頭を動している子供を膝に乗せ、マリアが授乳するシーンを描いたと言われている。

作品への評価

《聖母子像》は、ヴェロッキオが彼のキャリアの初期に手がけた作品で、現存する古い絵画作品の中でも特に素晴らしく、そして大変貴重な作品の一つだと評価されている。ヴェロッキオはマリアとイエスが描かれた聖母子像を、本作以外にも何点か製作した。

ヴェロッキオは偉大な画家であると同時に、彫刻家であり、また金細工職人としても働いていた経験のある人物だ。そんな彼の多様な芸術の能力が、《聖母子像》には現れている。

ヴェロッキオが描いたマリアとイエスは、その体の傾きや、腕の動きなどによってバランスよく絵を構成している。また、この画に見られるような凝った背景や、画面全体の明暗配分に対する追求は、画家と彫刻家を兼ねるアーティストが特によく拘るポイントだと言われている。さらに画中に配置されたミステリアスな螺旋型や、波打つベール、マリアの腕にかけられた布などによって画の魅力は引き上げられていて、ヴェロッキオの技術的な多様性と名人技が感じられる一作となっている。

作品の状態

マリアの顔部分について特に損傷が激しいが、子供の頭などの部分は描かれた絵の一定の品質を保っている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家アンドレア・デル・ヴェロッキオ
  • 作品名聖母子像
  • 英語名Madonna with seated Child
  • 分類絵画
  • 制作年1466?年 - 1470?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ベルリン美術館 (ドイツ)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ75.8cm
  • 横幅54.6cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 聖母子像の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。