作品概要

磔刑》は、画家のピエトロ・ロレンツェッティによって制作された作品。制作年は1306年から1345年で、アッシジ聖フランチェスコ聖堂に所蔵されている。

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《磔刑》はピエトロ・ロレンツェッティ(1280-1348)作のフレスコ画であり、イタリアのアッシジ聖フランチェスコ聖堂の下部聖堂の壁画に描いた宗教画の連作のひとつである。

絵画の構図

《磔刑》は、キリスト教美術の中軸となる主題であり、これまで多くの画家によって同主題の作品が描かれてきた。ピエトロ自身も、同主題で複数の作品を制作しているが、この作品では、キリストの周りを囲む、神と人間との間の霊的な存在と考えられている天使の存在によって明るさがより際立っている。キリストの受難の物語の一場面である《磔刑》は、聖堂の西翼廊の南翼の天井に描かれており、他の場面よりずっと大きく描かれ、西方の壁一面に広がっている。

ピエトロは、この壁画にゴルゴタの丘の雄大な足場を描いている。十字架は濃紺の空間を背景にし、キリストは実寸大より大きく、天井を見上げると頭上いっぱいにアーチ型を描く構図となっている。

絵画の物語

《磔刑》は、ルネサンス期、群衆を描いた絵画のなかで最も大掛かりな作品である。処刑後の、丘に果てしなく群がる群衆の様子は様々である。約50人の群衆はひとりひとり、はっきりと差異化されながら描かれている。左前方では、気絶しかけているマリアをキリストの弟子らが支えながら取り囲み、左後方では、2人の友人同士が談話をし、馬は元気に戯れている。

その群衆全体を、馬に乗った兵士らが監視しながら取り囲んでいる。処刑の際、キリストの左脇腹に槍を突き刺した卒隊長ロンギヌスは、イエスの血によって視力を取り戻し、改心した瞬間、後光が際立っている。  

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエトロ・ロレンツェッティ
  • 作品名磔刑
  • 英語名Crucifixion
  • 分類絵画
  • 制作年1306年 - 1345年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵アッシジ聖フランチェスコ聖堂 (イタリア)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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