作品概要

夜火》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1929年から1929年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《夜火》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1929年に制作された作品である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

スイス出身、ドイツ国籍を持つ画家、版画家であるパウル・クレーは、もともとドイツの表現主義のグループ、「青騎士」に属していた。その後、戦時期の影響力の大きいドイツの美術学校であるバウハウスで教鞭をとった。

エジプト旅行の影響

赤く不透明な長方形が、落ち着いた茶色、緑、紫、青の帯の中で際立っている。それぞれの部位は動的に相互作用しながら画面を構成している。クレーは1928年から29年の冬にかけてエジプトに旅行をした。この旅行で見たナイル渓谷の層状の崖や細長い畑などは、彼のいくつかの作品に影響を与えることとなった。これらの作品は「自然から遠く離れ」たものであり、「現実に戻る道を見つけた」ものだとクレーは語っている。

砂漠に燃える火

この作品は一見抽象的であるが、シンプルな形や色のバリエーションが深みと奥行きを構築しており、一日の終わりに砂漠で見られる輝く火であるかのように見えてくる。
縦方向の交わりは階層を二分するだけでなく、間隔を2倍にする力も持っている。燃えるような赤は鑑賞者の目を惹きつけ、重ねられた色の繰り返しの中でひときわ目立ったものとなっている。この作品の構成は、1921年12月12日にバウハウスで行われた、垂直や平衡感覚に関するクレーの講演を思い起こさせるものとなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名夜火
  • 英語名Fire in the Evening
  • 分類絵画
  • 制作年1929年 - 1929年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、厚紙
  • 高さ33.8cm
  • 横幅33.3cm
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