作品概要

悲しみの人》は、画家のピエトロ・ロレンツェッティによって制作された作品。制作年は1340年から1345年で、リンデナウ美術館に所蔵されている。

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絵画の概要

《悲しみの人》は、イタリア出身の宗教画家であるピエトロ・ロレンツェッティ(1306-1348)によって描かれたゴシック期の宗教画である。弟のアンブロジオ・ロレンツェッティ(1290-1348)と共に、シエナ派の代表画家として14世紀前半に活躍した。シエナ派は、曲線や色彩の華麗さによって甘美で情緒的な装飾性や詩的イメージを持つ画風を特徴としている。

絵画の特徴

《悲しみの人》は、二枚折り聖画像の右辺の画版に描かれ、左辺に描かれた半身肖像画《聖母子像》と対をなしている。その構図は、1300年頃、エルサレムのサンタ・クローチェ聖堂の聖像に用いられた製作手法である繊細なモザイク模様の聖像が元になっている。

主題に関して

《悲しみの人》とは、キリストのことであり、西洋絵画における主題のひとつである。これまで数多くの画家によって描かれてきたが、その原型は8世紀に製作された《憐み深き主》として知られるビザンチン様式のモザイク模様の聖像が、12世紀にサンタ・クローチェ聖堂に渡ったことに始まると言われている。13世紀には彫刻や絵画、写本の分野でキリスト礼拝像のひとつとして描かれるようになった。《悲しみの人》は様々な構図で描かれているが、キリストの受難により、傷を負い、目を閉じた姿がより一般的であり、ロレンツェッティ作の《悲しみの人》の構図にもその姿が見られる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエトロ・ロレンツェッティ
  • 作品名悲しみの人
  • 英語名Man of Sorrow
  • 分類絵画
  • 制作年1340年 - 1345年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵リンデナウ美術館 (ドイツ)
  • 種類テンペラ画,木版
  • 高さ29cm
  • 横幅20cm
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