作品概要

アザミの絵》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1924年から1924年で、ビクトリア国立美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

目に見えるようにするもの

クレーは1918年、「Creative Credo」のエッセイにおいて「芸術は目に見えるものを再現するのではなく目に見えるようにするものである」と書くことで、彼の基本的な芸術的姿勢を明確に述べた。自然は芸術活動の究極のモデルであったが、クレーはその外形を作品において繰り返すことを望まず、むしろその創造における内的な力を表現することを望んだ。画家の豊かな想像力と相まって、これらの力はクレー作品の多くの際立った特徴となっている、想像力の領域の創造をもたらした。

架空の形

この作品は、そうした側面におけるクレーの実践の重要な例となっている。ワイマールのバウハウス時代における初期作品である本作は、曖昧で浮遊する形を描き、不思議な世界を表している。ぎざぎざの葉を持つ中央の花のような形などは、自然界を示唆している。構築された世界から。はしごのようなものが派生している。それでもなお、模式的な顔をして浮かぶ蛇腹の形をしたものは、純粋に架空のものである。

神秘的、刺激的な作品

作品の意味は謎めいているが、「水中」や「空中」といった「他の」世界の感覚は、その形態だけでなく作品の構造を通しても強く伝えられている。主色は微妙に変調された青灰色で、透明度や色調が変化し、起伏のある空間的な奥行きを生み出し、そこにさまざまな形が浮かび上がっている。形自体は紙のステンシルの上に塗られた紫、茶色、深紅色、オレンジ色の繊細な塗りで抽出されている。形の輪郭を囲む、結果として生じた影のある光輪は、それらのエーテルのような性質に貢献している。神秘的、かつ刺激的な本作は、目に見えるもの以外のリアリティの可能性に、鑑賞者を導いている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名アザミの絵
  • 英語名Thistle picture
  • 分類絵画
  • 制作年1924年 - 1924年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ビクトリア国立美術館 (オーストラリア)
  • 種類ガッシュ、水彩
  • 高さ21cm
  • 横幅40.6cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • アザミの絵の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。