作品概要

死と火》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1940年から1940年で、パウル・クレー・センターに所蔵されている。

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《死と火》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1940年に制作された油彩画である。パウル・クレー・センターに所蔵されている。

「死」の文字で構成された人物の顔

本作は、クレーが死去する年である1940年に制作された、最後の作品のひとつである。1935年、クレーは強皮症に苦しみ始め、疲労、皮膚発疹、嚥下困難、息切れ、手の関節の痛みなどと闘っていた。この期間に描かれた絵画は、彼が経験した苦しみをよりシンプルに描き出す傾向にあった。

画面の中央には、ドイツ語で「死」を表す言葉「トート(Tod)」のそれぞれのアルファベットによる白い顔が描かれている。とてもパワフルに見えるが、同時にそれは、人間や動物の頭蓋骨を想起させる。”Tod”は、人物の隆起した腕の “T”、手の中の金色の円、および顔の形の”D”にも表れている。

作品の性格

おそらくこの中央の人物は、死に、あるいは死の手にかざされた輝く太陽に向かって歩いている。この作品は、冷たい白を赤と黄色という暖色とともに並置したものであり、一種の洞窟壁画のように、人の創造と限りある命という悲しい死のイメージを象徴している。この時期、象形文字に関心を寄せていたことにより、本作にも象形文字が使用されている。本作《死と火》は、抽象化と表現は、かつてより相互に順応してきた、あるいは補完的な表現の手段であったことを示唆している。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名死と火
  • 英語名Death and Fire
  • 分類絵画
  • 制作年1940年 - 1940年
  • 製作国スイス
  • 所蔵パウル・クレー・センター (スイス)
  • 種類油彩、紙
  • 高さ43cm
  • 横幅43cm
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