作品概要

さえずり機械》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1922年から1922年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《さえずり機械》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1922年に制作された作品である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

生物と機械を組み合わせたおもちゃ

画題は子供のおもちゃ、あるいは家庭用装飾品のことを指している。手回しハンドルを回すと、それに連動して四匹の鳥がさえずるという機械である。クレーによる他の作品と同様、生物と機械を組み合わせたものとなっている。止まった状態だと威圧的な印象であるが、口を開けて威嚇しているさまは、これらが鳥であるという唯一のしるしとなっている。

作品の性格と解釈

この小さな、遊び心のある作品の根底には、ダダイズムと初期シュルレアリスムの空想、そしてあらゆる物の中で最も普通のアイテムに直面したときに呼び起こされる注意の感覚がある。悪夢や画家の無力の表現など、さまざまな解釈がなされてきたが、機械的な人間の追求に対する自然の勝利を表現した作品としてとらえられてきた。また、音の仕組みを視覚的に表現したものとしてもみなされている。

革新的な手法

クレーはこの作品を制作するさい、「油彩転写」という革新的な手法を使用した。最初に黒い油絵具で紙一面を塗り、その紙を別の紙に載せて「転写」をすることにより、背景に曖昧なラインと黒いしみが生まれている。

元々はドイツで展示されていた本作だが、1933年にナチスによって「退廃芸術」とされ、1939年に美術商に売却され、ニューヨークへと渡った。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名さえずり機械
  • 英語名The Twittering Machine
  • 分類絵画
  • 制作年1922年 - 1922年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類水彩、インク、油彩転写紙
  • 高さ63.8cm
  • 横幅48.1cm
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