作品概要

片翼の英雄》は、画家のパウル・クレーによって制作された作品。制作年は1905年から1905年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《片翼の英雄》は、スイス出身の芸術家パウル・クレーによって1905年に制作された銅版画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

独特の作風の画家

スイス出身、ドイツ国籍を持つ画家、版画家であるパウル・クレーは、もともとドイツの表現主義のグループ、「青騎士」に属していた。その後、戦時期の影響力の大きいドイツの美術学校であるバウハウスで教鞭をとった。しかしながら、クレーの多様な作品体系は、単一の芸術的運動、すなわち「派」に従って分類することはできない。時には幻想的で子供っぽく、あるいは風刺の効いた作品は、ニューヨーク派や他の20世紀の多くの芸術家たちにインスピレーションを与えた。

初期の銅版画

クレーは画家になる前から音楽や文学に親しみ、ガラス絵やこうした銅版画(エッチング)も制作していた。彼の初期の連作、《インヴェンション》のエッチングは、奇妙でグロテスクな手足を持つ人物を作りあげる線と全体的な調子をコントロールするクレーの能力を実証している。絵の右下隅にある画家による銘刻文字は、本作の基本概念を説明している。「この男は翼をもって生まれたため、飛ぶことができると信じていた」

この奇妙な生き物は20世紀の変わり目に、典型的な進歩的芸術家の一種の自画像となっている。公衆の無理解や無関心に繰り返し苦しみ、自身の可能性を追求し続けたクレーの姿をよく描き出しているといえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家パウル・クレー
  • 作品名片翼の英雄
  • 英語名Winged Hero
  • 分類絵画
  • 制作年1905年 - 1905年
  • 製作国不明
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類エッチング
  • 高さ40.7cm
  • 横幅30.7cm
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