作品概要

私と人形》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1937年から1937年で、個人に所蔵されている。

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《私と人形》は、メキシコの女性画家フリーダ・カーロによって1937年に制作された作品である。

子供を持てない運命

フリーダ・カーロは18歳のとき、乗っていたバスと路面電車の衝突事故で重傷を負った。画家となったのは、痛みと戦う病院生活の中で絵を描き始めたことがきっかけである。1925年のバス事故により、フリーダは子供を産めない体となってしまった。この作品が描かれた時点で、彼女は3人の胎児を失っている。フリーダは子供の代わりに人形を集めたり、サル、犬、鳥、さらには鹿などのペットを飼ったりした。

人形との距離感

この肖像画は、フリーダが人形と一緒にベッドの上に座っているところを描いている。しかし彼女は遠く離れているように見え、赤ん坊の代わりとなっている人形とのつながりは希薄のようである。彼女はカメラに向かってポーズをとっているようで、人形にはあまり注意を払っていない。またフリーダはたばこを吸っていたが、赤ん坊がいる場では普通タバコを吸わない。彼女は人形が彼女自身の本当の子供ではないことを知っているようであり、人形に対してまったく愛着を示していない。

悲しみと空虚感

フリーダは自身の顔に悲しみと孤独の表現をしているが、それはおそらく子供がいないという事実によるものである。彼女の部屋は空っぽで、空虚感に満ちている。肌の色合いは、メキシコの衣装に合うように、他の絵よりも暗く描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名私と人形
  • 英語名Me and My Doll
  • 分類絵画
  • 制作年1937年 - 1937年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵個人 (メキシコ)
  • 種類油彩
  • 高さ40cm
  • 横幅31cm
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