作品概要

ココナツ》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1951年から1951年で、近代美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

晩年期の静物画

フリーダは晩年期、たくさんの小さな静物画を描いた。1930年から1940年代にかけて制作された作品は、明らかな性的含意に満ちていた。1950年代に入ってこの静物画が描かれたとき、フリーダは「自然に再び」という思想に立ち返っているようである。

服薬の影響

晩年期、フリーダは肉体的な痛みを軽減するため、薬に強く依存した。フリーダはアルコールで薬を服用することが多く、そのことは彼女のよく知られていた正確さや、関心を寄せる点において、絵を描く能力に影響を与え始めた。彼女はこの時期、果物のような数が少ない、小さいサイズの絵を描いている。この絵の正確さのレベルを前年に制作された他の作品と比較すると、かなりのコントラストを見ることができる。この作品を1954年に描かれた作品とさらに対比すると、その違いは明らかに明白になってくる。

細部や色調の変化

この静物画では、その年に描かれた《泣くココナツ》においても同様であるように、ココナツに人間のような個性が与えられており、泣いている。おそらく当時の彼女の情熱的な状態を象徴しているか、あるいは彼女がよく知られていた通りの方法で絵を描くことができなくなったことに対する同情の印象なのかもなのかもしれない。《泣くココナツ》同様、この作品の品質や細部描写は、ある程度減少している。色合いは鈍く、フリーダが通常使用していた鮮やかで印象的な色ではない。旗や宣言、政治的メッセージもなく、ただの「自然に戻る」静物画である本作は、彼女がただ時間をつぶすためだけに描いたものといえる。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名ココナツ
  • 英語名Coconuts
  • 分類絵画
  • 制作年1951年 - 1951年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵近代美術館 (メキシコ)
  • 種類油彩、メゾナイト
  • 高さ25.4cm
  • 横幅34.6cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • ココナツの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。