作品概要

折れた背骨》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1944年から1944年で、ドローレス・オルメド・パティニョ美術館に所蔵されている。

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苦痛の絵

《折れた背骨》は、カーロの感情的、肉体的苦痛の両方を描いた、特に適切な例である。画家の伝記作家であるヘイデン・エレーラは、この作品について次のように書いている。「『地震の割れ目に似た溝が彼女を2つに分けている。開かれた体は手術を示唆し、スチール製のコルセットがなければ文字通りバラバラになるだろうというフリーダの気持ちを示唆している」

殉教という傷

壊れたイオニア式の柱は、画家の砕けた背骨に代わるものである。鋭い金属の釘が、彼女の体を突き刺している。この挿入された柱の激しい冷たさは、路面電車での事故において彼女の膣を突き刺した鋼鉄の棒を思い起こさせる。より一般的には、今や廃墟と化したこの柱の特徴は、女性の身体の力と弱さに関連していると言える。カーロの骨盤を包んだ布は、キリストのまとった腰布を想起させる。カーロは自分の傷をクリスチャンの殉教者のように見せている。殉教者である聖セバスティアヌスとの同一性を通して、彼女は肉体的な痛み、裸、そしてセクシュアリティを駆使し、精神的苦痛のメッセージを鑑賞者に悟らせる。

傷に象徴されたもの

本作に示された傷という概念は、スペイン語では「チンガダ」と呼ばれている。この言葉は、傷ついている、壊れている、引き裂かれて開いている、または騙されていることなど、多数の相互に関連する意味および概念を体現している。この単語はまた、「貫通する」という動詞に由来し、男性による女性の支配を意味している。それは被害者の地位を表している。

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基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名折れた背骨
  • 英語名The Broken Column
  • 分類絵画
  • 制作年1944年 - 1944年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵ドローレス・オルメド・パティニョ美術館 (メキシコ)
  • 種類油彩、メゾナイト
  • 高さ39.8cm
  • 横幅30.6cm
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