作品概要

いばらの首飾りとハチドリの自画像》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1940年から1940年で、ボストン美術館に所蔵されている。

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《いばらの首飾りとハチドリの自画像》は、メキシコの女性画家フリーダ・カーロによって1940年に制作された作品である。ボストン美術館に所蔵されている。

永続的な痛み

この正面の自画像におけるカーロのまなざしは、直接鑑賞者と向き合っている。画家は、キリストのいばらの冠を、首に食い込むネックレスとして身に付けている。これは、クリスチャンの殉教者としての自己表象と、結婚の失敗により経験する永続的な痛みを意味している。恋に落ちるための幸運のお守りであり、メキシコの民俗的な伝統のシンボルであるハチドリが、ネックレスの中央にぶら下がっている。不運と死を象徴する黒猫は左肩の後ろでしゃがみ、別れた夫であるリベラから贈られたクモザルは、悪の象徴として右側に描かれている。カーロは、女性の生殖能力と不妊との関連性と、前景の死のイメージとの関連性を同時に比較対照するために、バスト丈の肖像画の背景に植物相と動物相を用いて、窮屈な空間を作り出した。

解釈

通常は幸運の象徴であるハチドリは、ここでは死んでおり、その意味を逆に考えるべきである。飛行を切望しているカーロは、髪の毛の中の蝶があまりにも繊細すぎて遠くには行けないという事実と、猫に捕らえられたハチドリが、死後自身の首元で錨となっている事実に混乱している。ハチドリの重みでいばらが首に食い込み、血が流れているが、カーロはその痛みに耐えているようである。まるで絵画自体が、画家の欲求不満を表しているかのようである。

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基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名いばらの首飾りとハチドリの自画像
  • 英語名Self-portrait with Thorn Necklace and Hummingbird
  • 分類絵画
  • 制作年1940年 - 1940年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵ボストン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ61.25cm
  • 横幅47cm
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