作品概要

水がくれたもの》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1938年から1938年で、個人に所蔵されている。

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様々なものに満ちたバスタブ

この作品では、カーロの体の大部分は描かれていない。鑑賞者が直面するのは、バスタブの栓と水面から出る足である。さらに、カーロは鳥瞰を採用し、上から水を見下ろしている。

画家は水の中に、自画像の代わりとなるものを描いている。本来描かれるはずの顔は、一連のシンボルと繰り返されるモチーフに置き換えられている。そこには彼女の両親の肖像画、伝統的なドレス、穴のあいた貝殻、死んだハチドリ、2人の女性の恋人、骸骨、崩れかけた超高層ビル、船の帆、溺れている女性などが描かれている。

この作品は、1938年、アンドレ・ブルトンのシュルレアリスムと絵画に関する本の中で紹介されている。また著作家ヘイデン・エレーラは、著作であるカーロの伝記の中で、画家自身がこの作品を特に重要だと考えていたと述べている。北方ルネサンスの巨匠、ヒエロニムス・ボスやピーテル・ブリューゲルのタペストリー風の絵を連想させる本作は、記憶の中の幻想的であると同時に真実の風景を作り出している。

内面の苦痛

カーロは本作についてマンハッタンの画廊のオーナー、ジュリアン・レヴィと語っており、これは彼女の幼年期の喪失を嘆いた悲しい作品であると示唆している。おそらく中央の首を絞められた人物は、カーロ自身が経験した内面の感情的な苦痛を象徴している。カーロの足の間に描かれた花は、陰唇と陰毛の塊のようである。

この作品は非常に性的なものでありながら、破壊と死にとらわれている。バスタブは、ジャック=ルイ・ダヴィッドの《マラーの死》(1793)以来頻繁に取り上げられるモチーフでもある。

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基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名水がくれたもの
  • 英語名What the Water Gave Me
  • 分類絵画
  • 制作年1938年 - 1938年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵個人
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ91cm
  • 横幅70cm
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