作品概要

私の誕生》は、画家のフリーダ・カーロによって制作された作品。制作年は1932年から1932年で、個人に所蔵されている。

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母体の苦しみ

この作品は、出産した女性と生まれた子供の両方が死んでいるように見える恐ろしい絵である。女性の頭は白い布で覆われており、子宮から出てきた子供も生きていないようである。

カーロがこの作品を描いた当時、彼女の母親は亡くなったばかりであった。このことから、この子供はカーロであり、女性は彼女の母親であると仮定するのが妥当であると思われる(画題がこの解釈を裏付けている)。しかしカーロはまた、彼女自身の子供を失ったばかりであり、この女性は自身の姿であると言っている。

ベッドの上に飾られた悲しみの聖母は、この作品が母体の痛みと苦しみであふれたイメージであることを示唆している。

《フリーダと流産》というスケッチと同様、本作はカーロが子供を失ったことを嘆いているだけでなく、そのトラウマによって力強い芸術を生み出す力を見出したことを表している。

生と死のつながり

絵画は奉納画(カトリックの芸術から派生した伝統的な小さいサイズのメキシコ絵画)の形式で作られている。奉納画においては、普通画面の下部に聖母への感謝の言葉が描かれる。カーロはこの部分を空白のままにしている。まるで彼女自身が、自身の誕生にも、子供を産めないという事実にも感謝をすることができないと言うように。

作品は、生と死が非常に密接につながっていることを認識することが重要であるというメッセージをもたらすようである。本作はまた、カーロが自宅に所有していたアステカの彫刻、豊穣と産婆の女神であるトラソルテオトルに強くインスパイアされたと信じられている。

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基本情報・編集情報

  • 画家フリーダ・カーロ
  • 作品名私の誕生
  • 英語名My Birth
  • 分類絵画
  • 制作年1932年 - 1932年
  • 製作国メキシコ
  • 所蔵個人
  • 種類油彩、テンペラ
  • 高さ30cm
  • 横幅35cm
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